俳句

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相談の結果今日から夏蒲団

 相談の結果今日から夏蒲団   池田澄子


夏蒲団という季語、生活感のあるシーンとして伝わる俳句。

「まだまだ、明け方は寒いよ~」

「いつも、暑いのか布団を剥がして寝ているよ!」

とか、世帯ごとの事情があろう。

ちなみに、我が家の敷布はひんやり加工の夏蒲団に入れ替えたが、春炬燵はそのままある。

”春炬燵”と”夏蒲団”と「季重り」のわが世帯。

すでに立夏はとうに過ぎ、春炬燵は夏炬燵になり季語でさえないかも知れぬ。



春の風苦しむ鶏を抱きにゆく

 春の風苦しむ 鶏 ( とり ) を抱きにゆく   宇多喜代子                 『りらの木』 むかし、宇多喜代子さんがNHK俳句の選者をしてらした時、兼題に投稿された多くの類句類想に対して、 「みな、私と同じような思いをしているのを見ると嬉しくなる」 と...